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モスクワの誤解
シモーヌ・ド・ボーヴォワールが1966年から67年に執筆し、大きな話題をよんだ小説です。 恥ずかしながら初ボーヴォワールですが、久しぶりに素敵な文章に出合いました。 「老いること」に伴う身体の衰えや好奇心の減退、自分自身への失望、諦めといった諸々漠然とした喪失感が見事な筆致...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:9回
ロボット・イン・ザ・ガーデン
何て愛おしい物語でしょう! 疎遠だったブックレビューを思わず書いてしまう程に! 近未来のイギリスを舞台に、妻からの苛立ちも意に介さず、仕事もせず親から譲り受けた家で漫然と過ごす「ベン」が、ある日、自宅の庭に突然現われた旧式箱型ロボット「タング」と出会うところから物語は始まり...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:8回
困ってるひと
24歳の大学院生だった著者を突然襲った病気は、体の免疫システムが暴走し全身に炎症を起こす「筋膜炎脂肪織炎症候群」という非常に稀な難病。それも艱難辛苦の末、回り逢えた医師によってようやく明らかになったのです。 しかし本書の主題は単なる闘病記ではない。...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:7回
おもちゃの昭和史 おもちゃの王様が語る
メガヒット商品を世に生み出し続けたタカラの創業者、佐藤安太氏が著した本書は、過去の経営を分析したり、単なる想い出話を綴るのではなく、昭和のおもちゃ史を後世に残そうという使命感を感じさせる。 ダッコちゃん、リカちゃん、人生ゲーム、ミクロマン、チョロQ、トランスフォーマー、フラ...
大坂
2020年1月11日読了時間: 2分
閲覧数:3回
ぺるそな
「遠くから歩いて来たという青年」 「二十八年間、人形を育てているというひと」 「使いかけの電車のプリペイドカードを買わないかと訊く男」 「辛いので辞めようかと迷っている北洋漁船員」 ...など等 浅草寺境内で撮られたモノクロポートレート集。...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:1回
オテサーネク
絵本とは言え チェコの民話となると一筋縄ではゆきません。 グリム童話やイソップ物語のように 何かを示唆するとか、教訓する訳でもなく とにかく お母さんも、お父さんも、道行く人たちも みんなオテサーネクに食べられちゃいます。 色彩の美しい絵が不気味さを一層惹き立てる(?)...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:4回
日本辺境論 (新潮新書)
「日本人には辺境人根性が無意識下に刻み込まれている」という前提から、先生のお話は始まる。 「我が国こそ世界の中心である」という中華思想に対し、「自分は世界の端に居て、状況を変動させる主体的な働きかけは常に外から到来し、私たちは常にその受動者である」という自己規定から出発する...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:5回
虐殺器官 (ハヤカワ文庫)
“テロとの戦い”を恐れる先進諸国が、個人情報認証による厳格な管理体制を構築する近未来。社会からテロを一掃したかに見える一方で、後進諸国では内戦や民族虐殺の勢いが止まらない。そうした戦争の影には常に、謎の米国人の存在が見え隠れする。彼の目的とは一体何なのか、この謎の人物を追い...
大坂
2020年1月11日読了時間: 2分
閲覧数:7回
フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略
今日のデジタル経済における多くの商材は、競争市場で限りなく無料に近づいていく。これはもはや自然の摂理であり、抵抗するよりむしろ活かす方法を模索しなければならない。 著者によれば、書籍や映画、音楽といったデジタル化が可能な商品は(ユーチューブや海賊版などによって)いずれ一般に...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:1回
無知
ミラン・クンデラは、私の好きなチェコの作家である。 人間に与えられた80年余の寿命は、単なる量的所与、外的性質ではなく、人間の定義そのものの一部であることを我々は気付いていない。人生の相対的な短さ(わずかに許された限りある時間)故に、私たちは祖国や愛という概念を感傷的に生み...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:1回
悩む力 (集英社新書)
本を読む時はいつも、豊かな表現力をもつ作家に対し、自身の想いをも代弁してくれる「語りべ」の役割を期待しているのかもしれない。 この本の作者 姜氏もやはり、人生における価値観や考え方について、一つの方向性を示してくれる、優れた「語りべ」だと思う。
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
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優雅なハリネズミ
たまたま手に取った本が予想以上に「当たり」だったりすると、この上なく嬉しいものです。この本もまさにそれ。 パリの高級住宅街で裕福な人たちが住むグルネル通り七番地。そこにあるアパルトマンの管理人ルネと、六階に住む少女パロマの二人が語るお話しです。...
大坂
2020年1月11日読了時間: 2分
閲覧数:4回
ザ・ロード
舞台は核戦争あるいは何らかの理由で破滅した世界。 空は厚い雲に覆われ始終灰色をしている。寒さは徐々に増し、地上に最早生命の営みは認められず、わずかに生き残った人間は互いに略奪し殺し合い、そして飢えをしのぐために人を食べることも厭わない。そんな暗澹たる中、荒廃した大陸を父と幼...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:0回
きりこについて
「ぶす」という言葉では、およそ表現しきれないくらい「衝撃的な」容姿の「きりこ」という飼い主を、尊敬してやまない黒猫「ラムセス2世」が語る、きりこと彼女を取り巻く人々の物語です。 優しいマァマとパァパに愛情一杯育てられたきりこは、ずっと自分を肯定しながら生きてきたので、大きく...
大坂
2020年1月11日読了時間: 2分
閲覧数:7回
「狂い」の構造 (扶桑社新書)
春日・平山両氏が「狂い」について自由に語り合った本書は一見、気ままな放談集の様であるが、さにあらず。第一章「『面倒くさい』が『狂い』のはじまり」などは、非情に鋭い観察眼を感じます。 昨今、世間を騒がせている企業の不祥事など、何れの事件も「怠惰」な経営者あるいは、企業体質が引...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:1回
史上最悪のウイルス 上―そいつは、中国奥地から世界に広がる
「パンデミック(世界的大流行)」という言葉をご存知だろうか? 2003年初頭、世界中の目がアメリカのイラク侵攻に集っていたその同時期に、実は人類の存続を脅かせる恐怖があった。新型肺炎(SARS)の大流行である。 当時のメディアが、私たちに伝えていたSARS報道はお気楽なもの...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:5回
狂気
前著の「待ち暮らし」同様に、ハ・ジンの人物描写は情け容赦がない。 文革時代には反革分子とされた教養人であり、清廉の人と尊敬を集める大学教授が脳卒中で倒れ、彼を恩師と慕う主人公がその看病にあたるところから物語は始まるのだが、病床にある教授の狂人とも思える描写が兎に角凄まじい。...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:0回
疲れすぎて眠れぬ夜のために
内田本は、頭が混乱している時に良いです。 何だか説明がつかないけれど焦りを感じる時に読めば、余分な力みがすっと抜けます。 「1ランク上の自分」を追い求め過ぎ、過剰な向上心に取り憑かれると、人は枯れる。 自分の潜在的可能性を最大化するためには、一方で自分の可能性に限界があるこ...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:0回
ベル・カント
南米のとある小国の官邸がテロリストに占拠された話と聞けば、数年前実際に起きた「日本人大使公邸占拠事件」を思い出す人も多いだろう。そこで展開された状況は計り知れないが、少なくともこの小説の中では、奇妙な安らぎを湛える桃源郷を作り出したと言える。...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:1回
山椒魚戦争
「ロボット」の著者としても有名な、チェコの奇才カレル・チャペックの代表作です。 太平洋上のある島で、ひっそり暮らす山椒魚に似た奇妙な生物達。強欲な人間は彼らの平和を脅かし、私欲のために便利な労働力として狩り出します。地球上で最も優れ、全てを取り仕切っているのは自分達と過信す...
大坂
2020年1月11日読了時間: 1分
閲覧数:9回
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