山椒魚戦争大坂2020年1月11日読了時間: 1分 「ロボット」の著者としても有名な、チェコの奇才カレル・チャペックの代表作です。太平洋上のある島で、ひっそり暮らす山椒魚に似た奇妙な生物達。強欲な人間は彼らの平和を脅かし、私欲のために便利な労働力として狩り出します。地球上で最も優れ、全てを取り仕切っているのは自分達と過信する人類の傲慢さは、やがて自らの破局を招き....。科学の進歩の果てに人類が辿り着いたものは何だったのか、現代の私達にも痛烈に問いかける作品です。
モスクワの誤解シモーヌ・ド・ボーヴォワールが1966年から67年に執筆し、大きな話題をよんだ小説です。 恥ずかしながら初ボーヴォワールですが、久しぶりに素敵な文章に出合いました。 「老いること」に伴う身体の衰えや好奇心の減退、自分自身への失望、諦めといった諸々漠然とした喪失感が見事な筆致...
ロボット・イン・ザ・ガーデン何て愛おしい物語でしょう! 疎遠だったブックレビューを思わず書いてしまう程に! 近未来のイギリスを舞台に、妻からの苛立ちも意に介さず、仕事もせず親から譲り受けた家で漫然と過ごす「ベン」が、ある日、自宅の庭に突然現われた旧式箱型ロボット「タング」と出会うところから物語は始まり...
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