大坂2020年1月11日読了時間: 1分蟻―ウェルベル・コレクション 地球上に生きる生命体の中で、人間だけが哲学をもつと考えていなかったか。自然の法則と、乱れることのない秩序に従って生きる蟻たちの前で、ヒトの思惑とは何と愚かしく映るのだろう...。三部作一気に読めます。
モスクワの誤解シモーヌ・ド・ボーヴォワールが1966年から67年に執筆し、大きな話題をよんだ小説です。 恥ずかしながら初ボーヴォワールですが、久しぶりに素敵な文章に出合いました。 「老いること」に伴う身体の衰えや好奇心の減退、自分自身への失望、諦めといった諸々漠然とした喪失感が見事な筆致...
ロボット・イン・ザ・ガーデン何て愛おしい物語でしょう! 疎遠だったブックレビューを思わず書いてしまう程に! 近未来のイギリスを舞台に、妻からの苛立ちも意に介さず、仕事もせず親から譲り受けた家で漫然と過ごす「ベン」が、ある日、自宅の庭に突然現われた旧式箱型ロボット「タング」と出会うところから物語は始まり...
困ってるひと24歳の大学院生だった著者を突然襲った病気は、体の免疫システムが暴走し全身に炎症を起こす「筋膜炎脂肪織炎症候群」という非常に稀な難病。それも艱難辛苦の末、回り逢えた医師によってようやく明らかになったのです。 しかし本書の主題は単なる闘病記ではない。...
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